フリーランスのメリットと努力「キャリア形成」

キャリアの棚卸しで自己分析をしよう

自分がこれからどんなフリーランスになっていくかは自分次第。キャリアを自由に選択できるって、フリーランスにとって大きなメリットです。ただし、メリットを味わうためには努力が必要。まずは、フリーランスであり続けるためにどんな努力が必要かを見極めるところから始めましょう。
キャリアの棚卸しって、よく転職活動などで耳にする言葉ですよね。これまでに自分がやってきたことをじっくり振り返ってみると、自分の強みがクッキリ見えてくるのでぜひやっておきたいことです。最終的にエージェントを利用するにしても、自分の良さを最大限に生かせるかどうかがこの自己分析にかかっています。

自己分析の方法は徹底したふりかえり

自己分析なんて、どこからどうやればいいかわからないという人もいると思いますが、あまり難しく考える必要はないんです。まずは職歴を大まかに書き出してみてください。そこから企業名、所属部署、在籍期間を時系列に書き足すと、自分のキャリアを客観的に見渡すことができますよ。そして、各職歴の業務内容を書き出してみてください。書いているうちにいろんなことを思い出すと思うので、上司から高く評価された業務のことや失敗したことなどがあれば書き添えてみましょう。資格を取得したならいつどんな資格を取得したのか、その資格を取得するためにどんな勉強をしたのか、どんな経験が役立ったのかなども書き出します。そうして書き出していくうちに、大まかだった項目が肉付けされていくはず。出来上がったものを見てみると、自分がこれまでどんな経緯でここまで成長してきたかがよくわかるはずですよ。

フリーランスのキャリア形成に必要なこと

大勢いるフリーランスの中で生き残っていくためには、自分を正しく理解しておかなくてはなりません。あなたの強みは何ですか？ってストレートに聞かれてすぐに答えられる人って、実はそれほど多くなかったりするんです。成功しているフリーランスは、自分の市場価値を客観的に評価しているからこそ、高報酬の案件をつかみ取ることができるわけです。ITの世界はトレンドの影響を強く受けるので、市場の流れを敏感に察知し、求められていることに対応できるよう努力できる人も成功しています。つまり、周りにアンテナを張るだけでなく自分の状況も客観視し、常に勉強しつつ必要に応じて変化し続けていけるようにすることが、キャリアを伸ばしていくために必要なことなんですね。
20代でフリーランスになる人は、その先まだ30年以上あります。5年先のことすら見通すのは難しい時代ですが、将来を明確に見通せないとしても、常に目標を持ちながらステップアップし続けていく意識は強く持っておきたいところです。